最近CfICセッション中に起こった「英語って変だな!」と思った瞬間
英語をはじめとする言語は、人間によって作られたものであり、完璧なものではありません。時には「全く理に適わない!」と思うようになることもあります。
ここ数週間で、CfICセッション中にメンバーとコーチが気づいた面白い瞬間ベスト3を紹介しましょう!これにより、メンバーもコーチも英語がいつも完璧なものではないと捉えることができ、英語学習者にとって大きな安心感につながる機会になります。
英語学習者が安心できる理由第1:発音が曖昧な英語
小説を書くことが趣味のCfICメンバーと、以下のYouTube動画を元にリスニング練習を行いました。
動画に出ている方は、アメリカ人の出版エージェントです。彼女たちは、出版業界で働いているため、英語のネイティブスピーカーとして読み書きに強みがあるでしょう。
では、動画の41分21秒からどうなるかを見てみましょう。ここは、出版エージェントが作家志望者から届いた手紙を音読しています。
(出版を希望するライターに是非お勧めしたい映像です)
41分38秒には、「tenebrous」という言葉が出てきますが、一人のエージェントがその発音がわからなくて読めていないのです。もう二人も、確実な読み方がわからず、結局41分45秒にはエージェントの一人が「この言葉、何回も読んだことがあるのに、一回も発音にしたことがないね!」と発言しています。
つまり、英語には絶対的な発音のルールがないため、英文専門のネイティブスピーカーさえも読めない言葉があります。
英語学習者が安心できる理由第2:状況によって全く反対の意味になる英語
CfICの「World News」セッション中には、「impoverished」という言葉が出てきました。メンバーがその意味について質問してくれたところ、コーチがこう答えました。「impoverishedの語源がpoverですが、poorと同じ意味ですので、その意味を推測してみませんか?」
そこで、メンバーが「わかりました!Im-という接頭辞は「反対」を意味するので、お金持ちの同義語でしょう!」と発言し、コーチは自分の間違いに気づきました。「確かに!ごめんなさい。Im-という接頭辞が、「反対」という意味がする場合がありますが、「中へ/前へ」を意味する場合もあります。ここは、貧しくなってきたという定義になりますね。」
困惑していたメンバーから「『反対』か『中へ/前へ』のどちらかに定まるルールはありますか?」と質問されましたが、ルールがないため言葉の意味を暗記する他はないと結論づきました。絶対的な規則ではないのですが、im-という接頭辞の件に当たっては「反対」との意味の方が多いです。
英語辞典で調べると、疑問が強くなります。Macmillan Dictionaryによれば、
「名詞と形容詞においては、bや, m, pの前に置くと、「非」や「反対」という意味にすることがあります」
少し下にスクロールすると、追加情報がでます。
「bや, m, pから始まる名詞と形容詞の前に置くと、「中へ」や「へと向かって」という意味がします」
全然助けになりませんね。ひどい!
同様に、「peruse」との動詞は、「注目して読む」、または、「上滑りに読む」という意味がします。
英語学習者が安心だい3:統一されていない英語
たとえある地域の英語を流暢に話せるようになっても、他の地域の英語が公用語の国へ旅行する際に誤解を避けられる訳ではありません。
フランスの学校でイギリス英語を習った私は、初めてアメリカに行った時は消しゴムが必要になって、「rubberはありますか?」と質問をしました。ですが、アメリカ英語では「rubber」はコンドームを意味するので、私の質問が意図していたように伝わりませんでした。
イギリス英語とアメリカ英語の違いで危険になる言葉がいくつかあります。例えば、アメリカでは「I’m wearing my favorite pants」というと、一番好きなズボンを着ているという意味になるのに対して、イギリスでは一番好きな下着を着ているということになります。
また、アメリカでは「I’m pissed」と発言すると、イライラしているという意味になりますが、イギリスでは酔っ払っているという意味になります。
結論として、英語には曖昧で、訳のわからない、避けられない不完全な点があります。従って、英語をあまり深刻に考える必要はありません。むしろ、不完全で、完全に人間的な英語を探求する旅を楽しみましょう。
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