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  • 執筆者の写真Tomoka

円滑な英語コミュニケーションのための主語の選び方(I-languageと You-language)

文の成立に主語が必須な英語では、状況に応じた主語を選ぶことで、無駄な摩擦を生じさせず円滑にコミュニケーションをとることができます!

I-languageとYou-languageの違いが分かったら、円滑な英語コミュニケーションができるようになります

そんな英語の中で、同じ内容であっても主語の違いで印象がどのように異なるのか、状況に応じてどのように使い分けると円滑にコミュニケーションできるのかご説明します!



I-languageとYou-languageの定義


・I-language / I-statement

英語の一人称である「I」が主語となった文のことです。主語が「自分」になるため、内容の焦点が自分に当たり、相手を批判することを回避しながら自分の考えや感情を示すことができます。


・You-language / You-statement

英語の二人称に当たる「You」が主語となった文です。主語が「相手」になるため、内容の焦点が相手に当たり、場合によっては批判しているように受け取られてしまうことがあります。


この2つの使い分け、実はパートナー関係でのコミュニケーション方法の一つとして紹介されることが多いのですが、どんなコミュニケーションでも上手に自分の考えや気持ちを伝えるために心掛けると上手く作用することの多いコツとなっています!


それでは、具体例を用いて、実際のビジネスシーンで、I-languageとYou-languageがどのように異なる印象を持つのかみていきましょう!



円滑なコミュニケーションのための使い分け①相手からの連絡を予定通り受け取れなかった時


You-language: "You didn’t send a mail to me yesterday like you said you would."


I-language: "I haven’t received your mail yet. Could you check if it was sent?"


相手の返信が必要なのに、返事がなかなか来なくて困ることもありますよね。しかし、You-languageのような伝え方では、100%責任を相手に押し付けており、とても攻撃的に聞こえます。もしかしたら、返信したつもりだったのにうまく送信できていなかったといった理由も考えられるため、I-languageのように伝える方が衝突することなく、「メールの返事を受け取る」という本来の目的が達成できそうです。



円滑なコミュニケーションのための使い分け②相手が時間通りに現れなかった時


You-language: "It’s rude of you to be late all the time. You are wasting everyone’s time."


I-language: "When you are scheduled to be at your desk at 8:30 but you don’t come in until 9:00, I feel disrespected/frustrated, and because your being late means we can’t start our meetings on time. I would prefer that you arrive to work at the agreed-upon time."


こちらはボストン大学の資料から引用しました。

明らかにI-languageの方が長くなっていますが、You-languageと比べて、その遅刻でどのように周りに影響を与えるのか、どのように改善してほしいのかを、一人称目線で詳しく示しているため、余計な衝突を生まずに伝えられそうです。



上手くこの二つの使い分けができる人であれば、単にI-languageを使うように意識するだけでなく、場合によってはYou-languageを使うことで効果的に相手に意見を伝えることもできます。


実際、「I-statementはビジネスシーンにおいて有効ではあるが、感情的・個人的な意見のように聞こえることもある」という指摘もこちらのHarverd Business Reviewの記事で述べられているため、使い分けはとても重要です。


Good luck!


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